2012年08月09日
武田薬品、がん治療薬の日本での膵癌臨床3相試験を中止
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業と米国100%子会社ミレニアム社は9日、がん治療薬AMG479について、日本で実施している膵癌に対する臨床第3相試験を中止することを決定した、と発表した。

この臨床試験は、米国アムジェン社(本社・カリフォルニア州)のグローバル臨床第3相試験であり、日本では武田バイオ開発センターが実施している。

今回、臨床試験を監視している第三者機関であるDMCからの中止勧告を受け、アムジェン社が同試験の中止を決定したことから、日本でも膵癌の臨床試験を中止することにした。

同剤は、アムジェン社が創製したインスリン様成長因子に対するヒト型モノクローナル抗体で、武田薬品とミレニアム社は今後の開発方針についてアムジェン社と協議する。