2012年08月17日
7月のPVC、国内出荷3カ月ぶりにプラス “回復”の兆し
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)は17日、塩化ビニル樹脂(PVC)と塩化ビニル樹脂モノマー(VCM)の7月生産・出荷実績を発表した。

PVCの生産は、11万2126トン、前年同月比9.1%減で13カ月連続の前年割れだが、11万トン台に乗せたのは今年2月以来5カ月ぶりで、ようやく回復の兆しをみせた。

出荷は、国内出荷が8万2363トン、同2.5%増で3カ月ぶりに前年比プラスとなった。輸出は2万454トン、同51.3%減で円高を背景に半減し28カ月連続の前年割れとなった。

出荷総計は、輸出低迷を反映して10万2817トン、同16%減で20カ月連続の前年割れとなった。
月末在庫は、生産増加を反映して8万5967トンで前月末よりも12.1%増加した。

国内出荷の内訳は、主力の硬質用が4万4507トン、同3.2%減で8カ月連続の前年割れとなった。
だが軟質用が2万1977トン、同8.8%増で4カ月連続のプラス、電線・その他用が1万5879トン、同12.3%増で3カ月ぶりにプラスとなった。

一方、VCMは、生産が16万6811トン、前年同月比21.7%減で、国内出荷が12万2819トン、同5.1%減、輸出が2万3328トン、同64%減、出荷総計が14万6147トン、同24.8%減と低調が続いた。


ニュースリリース参照 (7月実績)

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1345180124.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1345180124.xls