2012年08月17日
出光興産、最新鋭 30万トン大型原油タンカー発注
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は17日、100%子会社の出光タンカー(本社:東京都新宿区、後藤勝美社長)が30万重量トンの大型原油タンカーをアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(IHIMU)に発注したと発表した。竣工は2014年の予定。建造費は非公開。船名は未定。

今回発注したのは、最新鋭のマラッカマックス型(マラッカ海峡を通過できる寸法制限に対応)の30万トン大型タンカーで、積載量は30万重量トン(VLCC)、全長339.50メートル、航海速力15.5ノット。
運転性能の新鋭化のほか燃料消費量が81.1トン/日と現状の約16%節約できる。
またNOx排出量を15%、CO2排出量を20%それぞれ削減できる。

出光タンカーは現在、30万トン級を含めて自社タンカーを4隻、海運会社に管理委託する定期専用船を7隻、計11隻の大型タンカーを持つが、新大型タンカーの建造によって船隊整備の強化を図る。

発注先のIHIMU(本社:東京都港区海岸、蔵原成美社長)は1995(平成7)年、石川島播磨重工業と住友重機械工業の共同出資により設立。大型タンカーやコンテナ船、客船などの造船で知られる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1345194991.tif