2001年01月10日
経済産業省、13年度バイオ予算内定
グリーンバイオの推進などで総額299億円に 
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、NEDO

 経済産業省による平成13年度のバイオ関連予算が内定した。新規テーマとして「生物機能活用型循環産業システム創造プログラム(グリーンバイオイノベーション)の推進」と「バイオマスエネルギー高効率転換技術開発の推進」の2点が新たに加わって総額は299億700万円となっている。12年度を2億7,100万円上回っている。
 要求ならびに内示金額の大きい政策テーマは、「ライフサイエンス関連医療福祉機器の研究開発=内示額43億7,600万円」「標準SNPs解析=同26億円」「グリーンバイオイノベーション=同25億7,000万円」「タンパク質機能解析=同23億5,000万円」「バイオインフォマティックス関連基盤技術開発=同21億4,500万円」「バイオマスエネルギー高効率転換技術開発=同20億円」「ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム=同15億7,000万円」「完全長cDNA構造解析=同14億7,000万円」「複合生物系等生物資源利用技術の研究開発=同14億円」「ゲノムインフォマティクス技術の開発=同13億800万円」--など。
 このうちの新規テーマの1つである「グリーンバイオイノベーション」は製造産業局生物化学産業課が推進するもので、産業プロセスのバイオ化による環境調和型産業システムへの変換のための生物機能を利用した生産プロセス技術の開発が目標。研究開発期間は22年度までの10年間。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に政府が出資して実施主体を公募する。