2012年08月21日
NEDO、使用済みレアアース磁石のリサイクル技術、開発体制決る
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は21日、「使用済みモーターからの高性能レアアース磁石リサイクル技術開発事業」の実施体制(5社・3テーマ)を決定し、技術開発に着手したと発表した。

使用済みレアアース磁石のリサイクルシステムを構築し、レアアースの供給リスク低減を目指す。

実施体制として、「使用済み製品からの高性能磁石リサイクルシステム構築のためのレアアース分離技術の開発」を日立製作所、「使用済自動車からの希少金属回収技術開発」を三菱マテリアル、「使用済HVエンジンユニットの回収及びネオジム磁石リサイクルの事業化に係る技術開発」を豊田通商、豊田メタル、豊通リサイクルの3社グループがそれぞれ決まった。

この事業では、レアアース磁石の回収と、レアアースの再利用を高効率、低コストで実施するための技術開発を行う。またこれらの技術を実際にリサイクルシステムの一部として活用するための検証を行う。

事業の実施期間は平成24年度の1年間で、事業費は約3億円(3分の2をNEDOが助成)。