2012年08月22日
NEDO、「戦略的次世代バイオマス燃料利用技術」開発体制決る
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は22日、「平成24年度戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業」の委託先を8件とする実施体制を決定したと発表した。

同事業は「クールアース50」における2050年の温室効果ガス排出量の大幅削減達成に向け、「Cool Earthエネルギー革新技術計画」ロードマップで掲げた実用化のためのBTL(バイオマスを熱化学的にガス化し、精製したガスから触媒を用いて液体燃料を得る技術)、微細藻類由来バイオ燃料製造技術などの次世代研究開発を実施する。
事業期間は平成24年度-25年度の2年間。

委託先8件は次の通り。
▽革新的噴流床ガス化とAnti-ASF型FT合成によるバイオジェット燃料製造システムの研究開発(三菱重工業、富山大学)
▽水熱処理とゼオライト触媒反応による高品質バイオ燃料製造プロセスの研究開発(鹿児島大学、千代田化工建設)
▽ABC次世代バイオマス液体燃料製造システム技術の開発(石炭エネルギーセンター、岐阜大学)
▽高含水バイオマス水熱液化による燃料製造とエネルギー転換技術の開発(アイテック、東北大学)
▽バイオマスから高品位液体燃料を製造する水蒸気―水添ハイブリッドガス化液体燃料製造プロセスの研究開発(群馬大学、キンセイ産業)
▽微細藻類バイオ燃料製造に関する実用化技術強化の研究開発(JX日鉱日石エネルギー、ヤンマー、製品評価技術基盤機構、京都大学)
▽海洋性緑藻の油脂生産技術の研究開発(神戸大学、自然科学研究機構基礎生物学研究所、DIC)
▽微細藻類の改良による高速培養と藻体濃縮の一体化方法の研究開発(IHI、神戸大学、ネオ・モルガン研究所)