2012年08月23日
昭電パケージング、LIB向け包材の生産能力を倍増
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は23日、子会社の昭和電工パッケージング(本社:神奈川県伊勢原市、田中淳社長)が、彦根工場(滋賀県)でリチウムイオン電池(LIB)包材用アルミ・ラミネートフィルムの生産能力を増強すると発表した。

小型LIB向けを中心に、需要の増大が見込めるためで、年産能力を2010年比2倍に拡大する。
本年9月に着工し、2013年下期から量産開始の予定。設備投資額などは非開示。

ラミフィルムは、樹脂フィルムとアルミ箔の複合材で、昭和電工パッケージングは長年食品容器向けに製造発売してきた実績を持つ。最近は、この成形ノウハウをLIBの包装用に生かして市場展開に注力している。

LIBには、ほかに金属製の円筒型LIBや角型LIBなどがあるが、ラミフィルムの場合は成形の自由度が高く、軽量で、放熱性に優れるなどの特徴があり、このため携帯電話やノートPC向けなど小型LIBとして多く採用されている。

とくに最近は、スマートフォンやタブレットPCなどの市場拡大を背景に、LIBの小型化に適した包材としてラミフィルムの需要が伸びている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1345689084.doc