2012年08月27日 |
富士フィルム、豪サルマット社の事務サービス事業買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フイルムホールディングスは27日、豪州最大のビジネスサービスプロバイダー、サルマット(Salmat)から、同社のビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)事業を買収すると発表した。 買収対象は、サルマット社の100%子会社、Salmat Document Management Solutions Pty. Limited (SDMS社)と、その傘下の11の子会社およびアジア事業会社などの全株式で、買収金額は375百万豪ドル(1豪ドル=約84円)。 BPO とは、企業活動における社内業務の一部を専門事業者に企画・設計・運営まで一括して委託すること。低コストで高い品質のサービスが得られるとして、このところ利用企業が増えている。 今回、株式取得するSDMS社グループは、サルマット社の主要事業の一つであるBPO 事業を担っており、2012 年6月期の売上げは316 百万豪ドル、営業利益(無形資産償却費控除前)は49.5 百万豪ドル。 BPO 事業としては、電気・ガス・水道・通信会社などのエンドユーザーへの請求書や金融口座取引明細書など重要郵便物の出力・配送を中心とした業務のほか、顧客企業の請求業務の電子化・自動処理によるコストダウン、電子メールによる配送サービス、紙文書をスキャン・データベース化し管理・保存するなどのサービスを展開している。 <Salmat Document Management Solutions Pty. Limitedの概要> (1)本社 オーストラリア ニューサウスウェールズ州 マトラビル (2)株主 Salmat Limited 100%出資 (3)拠点 オーストラリア12 カ所/フィリピン/香港/台湾 (4)事業内容 紙ベースのダイレクトメールの出力・配送、請求書等の電子化・自動化処理や電子配信などを主事業に展開。 |