2012年08月28日 |
田辺三菱と第一三共、2型糖尿病治療剤を共同発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:第一三共、田辺三菱製薬 |
田辺三菱製薬と第一三共は28日、2型糖尿病治療剤「テネリア錠20mg」(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物錠)が同日厚生労働省に薬価収載されたため、9月10日から共同販売を開始すると発表した。 これは、田辺三菱が創製した、初の日本オリジンのDPP-4(ジぺプチジルぺプチダーゼ-4)阻害剤である。食事に応答して消化管から分泌されるホルモンであるGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)を分解する酵素DPP-4の働きを選択的に阻害することによりインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することで血糖降下作用を発揮する。 1日1回の経口投与によって、毎食後の血糖並びに空腹時血糖を改善する効果が認められている。 両社は、糖尿病治療への貢献を目指した戦略的提携に基づき、同一ブランド名「テネリア錠20mg」での共同販売を開始する。薬価は、207.70円。 |