2012年08月29日
富士フイルムと国立がん研、「レザー光源内視鏡」でGL作成
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは29日、国立がん研究センター(堀田知光理事長)と、レーザー光源による内視鏡システムを使い、体内組織の酸素飽和度の画像化研究を進めてきたが、今回さらに、有効性や安全性を評価するガイドラインを共同作成すると発表した。

同研究は、富士フイルムのレーザー制御と画像処理技術を応用した内視鏡システムを使い、腫瘍とその周辺部の酸素飽和度を画像化して、腫瘍に関する基礎的データを得るという、新しい画像診断技術。

富士フィルムでは医療の質や治療効率の向上につながるとして、今後同システムの早期実用化を目指す。

厚生労働省は今年6月、「革新的医薬品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業」の実施機関として、国立がん研究センター東病院を選定しており、今回の両者のガイドライン作成は、同事業の一環となる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1346204181.pdf