2012年08月29日
産総研、ネット上の楽曲を自動解析する音楽鑑賞技術を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:産業技術総合研究所

産業技術総合研究所は29日、インターネット上にある楽曲コンテンツを自動解析する音楽鑑賞システムを開発したと発表した。楽曲の可視化機能やサビ出し機能を使用しながら、より豊かに音楽鑑賞ができる、能動的音楽鑑賞サービス「Songle(ソングル)」として同日から一般公開し、実証試験を開始した。

今回産総研は、独自の音楽理解技術に基づき、楽曲の中身(サビ、ビート、メロディ、コード)を自動解析して「音楽地図」を表示する可視化機能や、代表的で盛り上がるサビなどへ自在にジャンプできるサビ出し機能をもつ音楽鑑賞システムを開発し、誰にでも利用できるようにウェブ上のサービスとして公開した。

ユーザーは、「音楽地図」によって繰り返しなどの様々な観点に気づくことで楽曲に対する理解を深め、サビ出し機能によって興味のある個所を容易に見つけて楽しみながら鑑賞することができる。

この研究は、科学技術振興機構(JST)戦略創造研究推進事業チーム型研究の一環として行われた。