2012年08月31日
エーザイ、LGSへの抗てんかん剤併用で製造販売申請 
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイは30日、日本で開発を進めてきた抗てんかん剤「ルフィナミド」について、希少疾患であるレノックス・がストー症候群(LGS)に対する抗てんかん剤との併用療法の製造販売申請を厚生労働省に行ったと発表した。

LGSは、小児から発生する重篤なてんかん症候群の一つであり、日本における患者数は約3600人と推定されている。「ルフィナミド」は、厚労省の未承認薬使用問題検討会議で、2009年10月に未承認薬開発支援品目に採択され、同社が日本における開発に取り組んでいる。

LGS患者を対象にした臨床試験で、発作の発生頻度を低下させ、欧米申請に用いられた海外臨床第Ⅲ相試験と同様の有効性・安全性が確認されたのに伴い、日本での製造販売申請を行った。