2001年01月05日 |
化学業界賀詞交歓会盛況、明るさの中にも厳しさ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:昭和電工、住友化学、石油化学工業協会、日本化学工業協会 |
日本化学工業協会、石油化学工業協会など化学関係64団体共催の新年賀詞交歓会が5日、東京都内のホテルで開かれた。 主催者を代表して香西昭夫日化協会長(住友化学工業会長)は、「わが国経済はようやく回復の足取りをみせたが化学業界は新しい世紀を迎えてさらに切磋琢磨していかないといけない。欧米のジャイアントだけでなく、中国、インドといったところも発展してきている。グローバルな観点から技術開発や環境問題に取り組んでいくことも急務だ。昨年秋ICCA総会と同時開催された、アメリカン・ケミストリー・カウンシルの年次総会にゲスト参加した際、サドラー前会長は、“化学工業は人類社会に貢献してきたグレートインダストリーだ”と言われた。私もそう思うし、それだけの自負と責任をもってあらゆる問題の解決に取り組んでいきたい」と挨拶した。 続いて衆議院議員の松田岩夫通産省総括政務次官、増田敏男労働省総括政務次官が両省の大臣代理として祝辞を述べ大橋光夫石化協会長(昭和電工社長)の音頭で乾杯したあと、なごやかな歓談に入った。 会場は1,500人の関係者で埋まり盛況だったが、21世紀、課題の多い年を迎えて明るさの中にも緊張感のただよう雰囲気だった。 |