2012年09月04日
富士フィルム、レーザー光源搭載の内視鏡システム新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは4日、内視鏡検査に使用する光源にレーザーを使い、がんなど病変部の視認性を向上させた新世代内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」を開発したと発表した。富士フイルムメディカルを通じて同日から発売する。

がんの診断には、小さな病変の早期発見、治療が重要だが、従来のハロゲンやキセノン光源を用いた白色光照明による観察では、粘膜表面の微細な変化を捉えることが難しかった。

今回開発した「LASEREO」は、波長の異なる「白色光観察用レーザー」と、「狭帯域光観察用レーザー」の2種類のレーザーを搭載。白色光用レーザーでスペクトル幅の広い白色光を発光させ、自然な色の画像をモニター上に再現することができる。

また、「狭帯域光観察用レーザー」は、波長が短いスペクトル幅の狭い光で、この光によって、粘膜表層のわずかな変化でもコントラストを強調してシャープな画像を映し出すことができる。多彩な観察機能のほか、長寿命・低消費電力、照明の安定性に優れる、などの特徴を持つ。

<標準ユーザー渡し価格の一例(税別)>
・光源装置 :  1,980,000 円
・プロセッサー:  2,640,000 円
・スコープ : 3,790,000 円


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1346737472.pdf

「LASEREO(レザリオ)」技術資料
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1346737472.pdf