2012年09月04日
横浜ゴム、ベトナムのタイヤ生産販売事業を統合・強化
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:横浜ゴム

横浜ゴムは4日、ベトナムでのタイヤ事業を強化するため、合弁会社であるヨコハマタイヤ・ベトナム・カンパニー(YTVC)を清算し、横浜ゴム100%出資会社であるヨコハマタイヤ・ベトナム・インク(YTVI)に統合すると発表した。

YTVCは、1997年11月に横浜ゴムと現地有力タイヤメーカーであるカスミナ社、三菱商事との3社合弁により設立された。以来、二輪車用、軽トラック用バイアスタイヤの生産販売を続けてきた。

一方YTVIは、ベトナムのタイヤ需要拡大に対応するため2006年6月、同社100%出資で設立。ホーチミン市近郊のビンジュン省に混合から成形・加硫までを行う一貫生産工場を建設し、2008年2月から二輪車用、軽トラック用、産業車両用バイアスタイヤ及びミニスペアタイヤを生産販売している。

横浜ゴムは今回の統合によって、ベトナムでのタイヤ生産販売事業をさらに強化していく方針。とくにミニスペアタイヤの市場展開に力を入れ、全世界への供給拠点として整備・拡大していく考えだ。