2012年09月04日 |
九大、高機能手術支援ロボットを開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4日、NEDOの「がん超早期診断・治療機器の総合研究開発」の一環として九州大学が、医師や看護士が扱いやすく、正常な臓器機能を可能な限り温存できるコンパクトな診断・治療一体型の低侵襲内視鏡手術支援ロボットを開発したと発表した。 これは、マスター・スレーブ式と呼ばれるもので、執刀医が手元のコンソール(マスター)を操作して、患者の体内に挿入されたマニピュレータ(ロボットの腕や手に相当)を操作する仕組み。患者に挿入された3D(立体)内視鏡により手術部位をリアルに捉えて治療できるなど、より安全な手術が可能になる。 この支援ロボットの開発により、執刀医らの負担が軽減され、患者にとっても入院期間の短縮による医療費の低減化や早期社会復帰につながるなど、より質の高い医療が提供できるようになる。 |