2012年09月05日 |
NEDO、リチウムイオン電池応用・実用化の実施体制を決定 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化学工業、トヨタ自動車、日立製作所、三井造船、NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4日、「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」で、委託先7件を採択し実施体制を決めた。 この事業は、2020年頃の主力次世代自動車に搭載されるリチウムイオン電池について各種バランスのとれた電池の実用化技術に取り組むとともに、更に先(2025年頃の搭載)を狙い、現行リチウムイオン電池と比較して安全性の面で優位にある全固体リチウムイオン電池について、車載用途として世界に先駆けて実用化を図るものである。 委託先7件は次の通り。 <高性能リチウムイオン電池技術開発> ▽高容量・低コスト酸化物正極を用いた高エネルギー密度リチウムイオン電池の研究開発(日本電気、積水化学工業、田中化学研究所) ▽高性能材料の電池化と実装技術による高エネルギー型リチウムイオン電池の開発(日立製作所、日立ビークルエナジー) ▽高エネルギー密度・低コストセル開発および高入出力パック開発(東芝) ▽PHEV用高電圧充電リチウムイオン電池の研究開発(パナソニック、三洋電機) ▽高容量Si合金負極の研究開発(日産自動車) ▽電極のナノコンポジット化による高性能全固体電池の研究開発(トヨタ自動車、豊田中央研究所) 「リチウムイオン電池応用技術開発」 ▽港湾設備を中心とした産業用機械のEV/HEVを実現する大型蓄電池の実用化開発(三井造船、エクセル、三井造船システム技研) |