2012年09月06日 |
Lanxess、中国江蘇省に世界最大のEPDMプラント建設 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
Lanxessは9月5日、江蘇省常州市に世界最大のEPDMプラントを建設すると発表した。 能力は年産16万トン、投資額は235百万ユーロで、2015年に生産開始の予定。 原料のエチレンとプロピレンは、同地に建設中のMTO(メタノールからのオレフィン製造)プラントから供給を受ける。 Lanxessは2011年に DSM から310百万ユーロでDSM Elastomers部門を買収した。 DSM ElastomersはNova ChemicalsのSingle Site触媒技術の独占使用権を取得し、これをベースに、効率的にEPDMを製造する触媒技術を開発、これをKeltan ACE と名付けた。 触媒廃棄物がなく、省エネで、Green technologyであるとしている。 Lanxessは常州市の新工場にこの技術を使用する。 Lanxessは中国をグローバルな成長戦略の基盤とみており、香港・台湾を含めた大中華圏で2012年の売上高目標を10億ユーロ以上としている。同社の13部門の全てが、大中華圏の10か所で事業を行っている。 Lanxessはまた、合成ゴムでのアジア進出を進めている。 同社は2010年5月にシンガポールのジュロン島で年産10万トンのブチルゴム工場の着工式を行った。2013年第一四半期のスタートを目指している。 また、本年9月11日には、この隣接地で年産14万トンの新しいネオジウム触媒ポリプタジエンゴム (Nd-PBR)の鍬入れ式を行う。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/31665 |