2012年09月06日 | |
旭化成、蘇州にLIB用セパレータ加工工場完成、3極体制に | |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:旭化成イーマテリアルズ |
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旭化成イーマテリアルズ(本社:東京都千代田区、太田 哲朗社長)は6日、中国・江蘇省蘇州市にリチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ、「ハイポア」(商品名)の加工工場が竣工し製品出荷を開始したと発表した。 工場の能力は年産2,000万平方メートル。投資額は非公開。 同社は守山市(滋賀県)と日向市(宮崎県)に「ハイポア」生産拠点を持ち、LIB用セパレータでは世界トップメーカーの地位を築いてきた。2013年春には5,000万平方メートルの増強設備が完成する。 中国の新工場には、国内で生産したフィルム製品(半製品)を現地に送り、 現地で最終製品に仕上げる。 工場は、蘇州市の蘇州工業園区にある旭化成電子材料(蘇州)有限公司内に完成した。 韓国にも「ハイポア」加工工場を持ち操業中で、日本、韓国、中国の3極体制を構築したことになる。 LIB市場は、スマートフォン、タブレットPCなどの民生用電子機器用途だけでなく、今後はハイブリッド自動車や電気自動車などの車載用途としても大きな成長が見込まれている。このため同社は、引き続きグローバル展開に注力していく方針である。 <新工場の概要> ◇立地 :中国江蘇省蘇州市蘇州工業園区 旭化成電子材料(蘇州)有限公司内 ◇完工 :2012年8月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1346906771.pdf |