2012年09月07日
理研参加の国際プロ「ENCODE」がヒトゲノムの機能80%を解明
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所は6日、理研が参加する国際プロジェクト「ENCODE(エンコード)」が5年をかけてDNA(デオキシリボ核酸)エレメントデータと呼ばれる遺伝子由来の膨大なデータを収集して解析し、ヒトゲノムの80%の領域に機能があることを明らかにしたと発表した。

これは、世界32研究機関442人が参画した最大級の国際プロジェクトによる大規模ゲノム研究の成果である。

その中で、理研OSC(理研オミックス基盤研究領域)は、独自の遺伝子解析技術CAGE法を用いて、DNAからRNA(リボ核酸)が合成されるときに重要な役割を持つ領域である「遺伝子転写開始点」の解析に貢献した。

理研OSCは、今後も医療への貢献を目指して、CAGE法を使って様々な種類の細胞についての解析を進めていく方針である。