2012年09月07日
大日住友薬、米で非定型抗精神病薬「うつ」の適応追加申請
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大日本住友製薬

大日本住友製薬は7日、米国子会社のサノビオン社が、米国で統合失調症治療剤として販売中の非定型抗精神病薬「LATUDA (一般名:ルラシドン塩酸塩)」について、成人の双極1障害うつに対する単剤療法およびリチウムまたはバルプロ酸との併用療法の2つの適応追加申請を米国食品医薬品局(FDA)に提出したと発表した。

<用語の解説>

■双極性障害について : 双極性障害は、衰弱性の感情起伏のため重篤な精神障害とされ、米国では約570万人の成人が罹患している。双極性障害うつは、双極性障害患者がうつ症状を呈している状態をいう。ここ場合うつの症状として極端な悲しみ、不安、疲労、無気力、無関心、睡眠パターンの乱れ、絶望が報告されている。
双極性障害の多くの患者は、躁症状よりもうつ症状を呈する傾向がある。また、双極性障害は、肥満、糖尿病や心臓病など、様々な病状からの早期死亡リスクを倍増させる可能性がある。
双極性障害は世界で障害の主要原因の6番目に挙げられている。