2012年09月10日
三井化学 メタパラクレゾール、9月下旬に再開
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は10日、爆発・火災事故のため停止中の岩国大竹工場の「レゾルシン」、「サイメン」、「ハイドロキノン」、「メタパラクレゾール」の4プラントのうち、「メタパラクレゾール」プラントが9月下旬に稼働再開できる見通しだと発表した。

「メタパラクレゾール」プラントは、発災した「レゾルシン」プラントの類似施設のため、事故調査委員会で承認されたレゾルシンプラントへの事故再発防止策と同様の改善対策を実施し、関係当局に改善完了報告書を提出していた。今月7日付で承認を得た。

今後、プラントの立ち上げ準備を行い、9月下旬稼働を再開することにした。

そのほかの3プラントの状況については、レゾルシンは発災プラントのため再開時期は未定。メタパラクレゾールの原料であるサイメンは事故により延焼したため再開時期は未定だが、市原工場での代替生産を9月10日から再開した。また、ハイドロキノンはレゾルシンプラントの類似施設であることから、同プラントへの事故再発防止策と同様の改善対策実施に向け、計画を策定中である。