2012年09月11日
オリンパスと東大、胸部外科手術支援ロボットを開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11日、オリンパスと東京大学がNEDOプロジェクト「がん超早期診断・治療機器の総合研究開発プロジェクトの一環として、「胸部外科用インテリジェント手術支援ロボット」を開発したと発表した。

人間の手首は上下・左右・捻りの3つの方向に動かせる3自由度を持つが、今回開発したロボットは全7自由度を有する。内視鏡下で心臓手術する場合、ひじに相当する関節を用いて、肋骨などの障害物を避けながら患部へのアクセスと操作が可能なマニピュレーター及びそれを制御する小型試作機を完成した。

これにより難易度の高い手術がより迅速・的確に実施できるとしている。

オリンパスでは、今後も開発を継続し、実用化に向けたシステム研究を進める方針である。