2012年09月13日
武田薬品、ロシアの医薬品生産工場が完成
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は12日、ロシアのヤロスラブリ州で建設を進めていた医薬品生産工場が完成したと発表した。同工場の本格稼働は2014年を予定している。

新工場は、総工費約7500万ユーロで、ロシアでニーズが高い主力の脳・末梢循環障害改善剤をはじめ、心血管疾患予防剤、骨粗鬆症治療剤などを生産する。
年産能力はアンプル製剤約9000万本、固形製剤20億錠以上である。

同社は、ロシアにおいて売上高が7番目の製薬企業である。
ロシアの医薬品市場は2011年に147億ドルになり、世界で11番目の市場規模に成長した。
また、ロシア・CISの医薬品市場は、2012年から2016年まで年平均成長率が約11%になると予想されており、武田薬品では同期間に市場を上回る約15%の売上高の年平均成長率を見込んでいる。