2012年09月14日
タカラバイオ、次世代シーケンサー 遺伝子変異解析事業化
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:タカラバイオ

タカラバイオは14日、がん関連遺伝子などで起こりやすい遺伝子変異を次世代シーケンサーにより迅速に調べる、遺伝子変異解析サービスを開始します。

同社はドラゴンジェノミクスセンター(三重県四日市市)で、各種次世代シーケンサーを用いた塩基配列解析サービスの受託事業を展開している。

今回、さらに短時間で配列データが取得可能な2機種の次世代シーケンサーを追加導入し、試料によっては1~2日と短時間で、1ギガベース(10億塩基)を超える配列データを取得することが可能となった。

これらの装置とPCRによるサンプル調製法などを組み合わせることにより、がん関連遺伝子など特定領域の遺伝子変異を短期間で解析することが可能となる。

遺伝子変異解析サービスの費用は対象となる解析領域などにより異なるものの、市販の試薬を利用したがん関連遺伝子46種類を対象とした変異解析サービスでは、8検体単位で64万円(税別)、納期はサンプルの前処理等を含めて約3週間としている。

同社はこれら解析サービス事業で年間約5,000万円の売上を目指す。