2012年09月18日
ケニアで「第3回国際化学物質管理会議」開幕
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

環境省によると、国連環境計画(UNEP)主催の「第3回国際化学物質管理会議」(ICCM3)がケニアのナイロビで17日(現地時間)に開幕した。21日まで開催される。日本からは、環境省の戸田英作・環境リスク評価室長らが出席した。

この会議は、2020年までに化学物質が人の健康・環境に与える著しい悪影響を最小化するような方法で生産・使用されることを目標とした「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(SAICM)の実施状況のレビューや今後の活動等が検討される。

日本政府は、WSSD2020年目標(「2020年までに化学物質が人の健康・環境に与える著しい悪影響を最小化するような方法で生産・使用されるようにする」との目標)の達成に向けた今後の戦略を示すものとして、今年9月にSAICM関係省庁連絡会議で策定した「SAICM国内実施計画」をICCM3で報告する。

ICCM3での議題は、新規課題に追加して取り組むべき課題として、次の4項目を取り上げる見通しである。
(1)ナノテクノロジー及び工業用ナノ材料
(2)電気電子製品のライフサイクルにおける有害物質
(3)製品中の化学物質
(4)塗料中の鉛