2012年09月19日
理研、重イオンビームで2つのサクラ新品種作出に成功
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所は19日、サクラ育種家であるJFC石井農場の石井重久氏と共同で、理研サイクロトロンから発生する重イオンビームによる変異誘発技術を用いて、2つのサクラ新品種の作出に成功したと発表した。

新品種の1つは、花の大きさが「春月花」(八重咲きのサクラ)に比べて4.1-4.2センチと大きく、花弁数が23-25枚と安定した八重咲きの「仁科春果」。もう1つは花の大きさが1.3-1.4センチと小さく、花弁数も5枚で一重咲きの「仁科小町」。

いずれも、理研と石井氏は共同で農林水産省に品種登録を出願した。