2000年12月28日
サムスン綜合化学、PTA事業部門をサムスン石油化学に売却
総額3,000億W/サムスン石油化学は韓国最大のPTAメーカーに
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 韓国のサムスン綜合化学は28日、英BPおよび三井化学との合弁会社であるサムスン石油化学との間で進めていた同社のPTA(高純度テレフタル酸)事業部門の売却を完了した、と発表した。売却額は3,000億ウォンで、これによりサムスン綜合化学のキャッシュフローは1兆1,000億ウォンに増加、また売却完了により、年末までに負債資本比率は190%以下に下がることになる。
 サムスン石油化学は、サムスングループ50%、BP35%、三井化学15%出資による合弁会社で、蔚山に年産93万トンの生産能力を有している。今回、サムスン綜合化学の年産40万トン設備が加わることにより、133万トン体制を構築、三南石油化学の100万トンを抜き韓国最大のPTAメーカーとなる。