2012年09月24日 |
東大院、薬効を正確に予測する新手法を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は24日、NEDO創薬加速支援事業の一環として、東京大学大学院薬学研究科の嶋田一夫教授らの研究グループがが核磁気共鳴装置(NMR)を用いて薬の効き具合を正確に予測する新手法を開発したと発表した。 これは、膜タンパク質のNMRシグナル変位を観測することにより薬効を予測するもので、無数の物質から薬の候補物質を見つけ出す際の動物実験などを調べる従来の方法に比べて、薬の候補物質探索を大幅に効率化することができる。 今回開発されたNMR解析手法を医薬品開発の初期段階に導入することにより、研究者の経験と勘に頼らず、さらには細胞実験もしくは動物実験を必要とせずに、リガンドとなる医薬品候補化合物の効果を予測することが可能となるため、医薬品開発が加速されることが期待される。 |