2012年09月25日
農研機構、複合病害虫抵抗性の緑茶用早生品種を開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)野菜茶業研究所は25日、農薬使用量の削減が期待される複合病害虫抵抗性の緑茶用早生(わせ)品種の「なんめい」を開発したと発表した。

これは、茶の主要な病害虫であるクワシロガイガラムシと輪斑病に強度抵抗性、炭疽病に中度抵抗性を示す複合病害虫抵抗性の緑茶用早生の品種。暖地での栽培に適しているうえ、農薬使用量の削減が期待されるため、有機栽培や無農薬栽培などに適している。また、輸出向け栽培に適しており、今後の輸出拡大にもつながるとしている。