2012年09月27日
エーザイ、生産マネジメント体制を製品群別ユニット体制に移行
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:エーザイ

エーザイは27日、グループの生産マネジメント体制について、従来の地域別に存在する製造サイトを軸にした体制から、グローバルに統合された製品群別のユニット体制に移行すると発表した。

新体制への移行により、各製品におけるエンド・トゥ・エンドの責任体制を明確にし、患者の真のニーズを把握し、顧客満足を実現する生産体制をより強化できる。
新体制は、同社の製品ポートフォリオとテクノロジー戦略に鑑み、5つの製品領域ユニット(デマンドチェーンユニット=DCU)と、2つの機能ユニット(コアファンクションユニット=CFU)で構成され、各ユニットが自律したマネジメントを行う。

DCUは、製品ごとに原料調達から製造、包装、出荷に至るあらゆる生産活動に対するアカウンタビリティーをもつプロダクトチャンピオンを配し、その強いオーナーシップのもと、顧客満足を実現する製品を届ける責任を持つ。
一方、品質保証や製造委託先の管理などユニット共通の機能に関しては、CFUがその専門性をもって各DCUの活動を支援する。

さらに、これらのユニットの自律性を保ちつつ、エーザイデマンドチェーンシステムズにおける全体最適を保持するため、戦略企画、組織・人財管理およびリスクマネジメントの機能からなるデマンドチェーンヘッドクォーターを設置する。