2012年09月28日 |
昭和電工、マレーシアにアルミ鋳造工場を新設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は28日、マレーシア・ジョホール州にアルミニウム鋳造工場を新設し、シンガポールの鍛造工場で加工してアジア地域の自動車市場向け展開を拡大すると発表した。 今年10月、100%出資の現地法人「ショウティック・マレーシア Sdn.Bhd」を設立する。資本金は12億円の予定。 ジョホール州の工業団地に35,000平方メートルの用地を確保。第1期分として月産能力800トン規模のアルミ連続鋳造工場を建設する。投資額は20億円強。2013年春に着工し14年秋完成の予定だ。 昭電は、喜多方事業所(福島県)にアルミの鋳造から鍛造までの一貫生産拠点を持つ。ポルトガルとシンガポールには鍛造品の生産工場があるが、アジア市場の需要増加に対応するため、喜多方事業所とともに鋳造工程を2拠点体制に拡充することにした。 アルミ鍛造品には軽量で耐熱性に優れるなどの特徴があり、このため自動車部品素材としてカーエアコンの圧縮機(コンプレッサー)やエンジンピストン、サスペンションなどに加工され使用されている。 昭和電工はカーエアコン向けでは世界シェアの4割を保有するトップメーカー。今後も高い成長が見込まれるアジア市場に向けて供給体制の強化を図っていく方針だ。 ニュースリリース参照 〇マレーシアにアルミニウム鋳造工場新設を決定 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1348815876.doc 〇SDK to Build Aluminum Casting Plant in Malaysia http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1348821041.doc |