2012年10月03日
アステラス製薬の「イプラグリフロジン」血糖降下剤との併用有効
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は3日、ドイツ・ベルリンで開催された欧州糖尿病学会(EASD)の第48回年次総会で、現在同社が開発中の「イプラグリフロジン」について、滋賀医科大学医学部附属病院の柏木厚典病院長が日本での第3相臨床試験結果を報告したと発表した。

柏木病院長は、「イプラグリフロジン」の日本人2型糖尿病患者を対象としたスルホニルウレア剤またはピオグリタゾン併用二重盲検並行群間比較試験の結果を発表した。

その結果、「イプラグリフロジン」は主要評価項目であるヘモグロビンを統計的な有意差をもって低下させたと発表した。さらに、同剤の投与により統計的に有意な体重減少作用が認められ、安全性と良好な忍容性も確認されたと報告した。