2012年10月10日
アステラス製薬と味の素製薬、速効型「血糖降下剤」共同開発へ
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬、味の素製薬

アステラス製薬は10日、味の素製薬との間で速効型食後血糖降下剤「ファスティック錠/スターシス錠」(一般名:ナテグリニド)のDPP-4阻害剤との併用試験について共同開発契約を締結したと発表した。

同契約に基づき、味の素製薬は「ファスティック錠/スターシス錠」(一般名:ナテグリニド)との併用療法に関する第3相臨床試験を行う。アステラス製薬は味の素製薬に対し、契約一時金、および開発の進展に応じたマイルストンを支払う。同契約締結に伴うアステラス製薬の2013年3月期の業績に与える影響は軽微。

ナテグリニドは、速効・短時間型のインスリン分泌促進作用を特長とする、アミノ酸誘導体からなる経口血糖降下剤で、1999年8月の発売以来、「2型(インスリン非依存型)糖尿病における食後血糖推移の改善」を効能効果として、糖尿病治療に使われている。