2012年10月10日 |
田辺三菱とクレハ、慢性腎不全用剤の海外第3相臨床を終了 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:クレハ、田辺三菱製薬 |
田辺三菱製薬とクレハは10日、クレハが創製し、海外で田辺三菱と共同で開発を進めている慢性腎不全用剤(日本での製品名:クレメジン)について、海外で実施した第3相臨床試験を終了したと発表した。 海外臨床は、欧米を中心に約2000人の慢性腎不全患者を対象に実施した。 この結果、本剤を服用したAST-120群とプラセボ群に統計学的な有意差は認められなかった。しかし、層別解析の結果では、進行性の慢性腎不全患者グループにおいて、主要評価項目での有効性が認められた。 安全性については、AST-120群はプラセボ群と同様の忍容性が確認された。 この臨床試験結果は、11月3日開催(米国時間)のアメリカ腎臓学会(ASN)で発表される。 |