2012年10月12日
塩野義製薬、特発性肺線維症治療薬 韓国へ供給開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:塩野義製薬

塩野義製薬は12日、特発性肺線維症治療薬「ピレスパ錠200mg」の韓国での新発売にあたり、ライセンス契約を行っている韓国の日東製薬(本社・ソウル、李正治会長)に向けて、9月末から同治療薬の供給を開始したと発表した。

この治療薬は、塩野義製薬が米国マルナック社およびKDL社から導入後、国内で開発を行い、2008年10月に世界で初めて特発性肺線維症を適応症とした製造販売承認を取得し、同年12月から「ピレスパ錠」として国内での販売を開始している。同治療薬は、線維化そのものを抑制するという新しい作用機序で特発性肺線維症の進行を抑えることが期待され、国内で多くの治療に用いられている。