2012年10月17日
9月の可塑剤生産、DOPが連続前年比増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会は17日、9月のフタル酸系・アジピン酸系可塑剤生産実績を発表した。

代表的なDOP(フタル酸ジオクチル)が3カ月連続で前年比プラスとなったが、「販売とのバランスが問題で、全体的によくなったという印象はない。DOPが増えてもほかが減れば、切り替わったというだけの話だ。電線や壁紙向けの需要もまだ回復していない。復興需要は予想以上に大きく遅れているのではないか」と、業界では生産より販売先の動向に注目している。

【9月の可塑剤生産実績】 単位:トン ( )対前年同月比%
(フタル酸系)
◇合計   17,422 (131)
・DOP     9,869(120)
・DBP      127(198)
・DIDP    1,414(ー)
・DINP    4,804(98)
・その他   1,208(2157)

(アジピン酸系)
◇生産合計   1,062(84)

(注)フタル酸系のその他にはイソフタル酸、テレフタル酸系を含む。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1350458324.xls