2000年12月25日
出光石油化学、台プラグループとPC2期合弁計画に合意
1年前倒しで2002年末めどに完工/3期も早期実施を検討
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 出光石油化学と台湾のフォルモサ・プラスチックグループ(FPG)の中核企業であるFCFC(台湾化学繊維)は25日、来年末の完工を目指し台湾・雲林県麦寮で建設を進めているPC(ポリカーボネート)第1期計画に続いて、第2期計画を1年前倒しで実施することで合意した、と発表した。2002年末の完工により、台湾で年産10万トンに拡大する。さらに第3期計画の実施も検討しており、早期に15万トン体制を確立する考え。
 第2期増設を1年前倒しで実施することにした理由については、(1)光ディスク産業は台湾に製造業者が集中しているCD-R、次世代メディアとして普及しつつあるDVD等の高成長により、2005年には現在のディスク需要が倍増すると見込まれており、ディスク向けPCCDグレードの高成長が見込まれていること、(2)このような環境下、台湾を中心としたアジアにおける光ディスク産業向けの供給体制を早期に確立し、コスト競争力を強化することを挙げている。
 なお、出光石油化学は、千葉に2系列年産4万7,000トンの生産能力を有しており、台湾で3期15万トン体制を確立すると、グループ生産能力は19万7,000トンに拡大する。

<参考>
http://www.c-nt.co.jp/news/idemitsu_pc.html">出光石油化学グループのポリカーボネート生産体制
http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/pj/pjpc>世界のポリカーボネート新増設計画
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