2012年10月19日
9月の石化製品生産、ANなど化成品中心に8品目が前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

石油化学工業協会が18日発表した、9月の主要石化製品18品目の生産実績によると、エチレンは前年比7.8%の減少だった。誘導品は17品目中LD、HD、PP、PVC、BRなど樹脂を中心に9品目がプラス。一方SM、VCM、MMAモノマー、EO、EG、アセトアルデヒド、ANなど原料・化成品8品目はマイナスだった。

エチレン生産量は49万3,000トンで、6月までの50万トン割れの水準に再び戻った。前月比12.3%の減少、前年同月比では7.8%のマイナスだった。

エチレンプラントの定修はJX日鉱日石エネルギー・川崎と出光興産・徳山の2プラント。平均稼働率は84.3%で前月の86.7%から2.4ポイント低下した。

エチレンセンターにとって、“採算ライン”といわれる90%台を大きく割り込むかたちとなった。


2012年1-9月のエチレン累計生産量は、4,539.0千トン(前年同期比▲10.2%)となった。(8月生産量を修正)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1350610294.pdf