2012年10月23日
<訃報>岸本 泰延氏(きしもと・やすのぶ=元昭和電工社長)
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:昭和電工

10月17日午後6時16分、移転性がんのため東京都品川区の病院で死去、93歳。通夜・告別式は家族、近親者により済ませた。喪主は長男、泰志氏。お別れの会を開くが、詳細は未定。

大正8年生まれ、岡山県出身。

昭和16年、東京帝国大学工学部応用化学科卒、翌17年1月昭和電工に入社。42年2月取締役に就任。常務、専務、副社長を経て56年から62年まで社長をつとめた。この間、石油化学事業展開に力を入れ、当時、最新鋭を誇る鶴崎コンビナート(現大分コンビナート)の立ち上げに陣頭指揮をふるった。

石化協会長をつとめた昭和59-61年は「構造不況」のさなかだったが、積極的な合理化や構造改善を提唱するなどリーダーシップを発揮して切り抜けた。日化協会長、通産省化学品審議会会長、日本化学会会長など他にも多くの公職につき、産業界の発展に尽くした。

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【関連ファイル】
岸本泰延氏の略歴
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1350979898.doc