2012年10月24日
協和・富士のバイオ後発品会社、大腸がん向け製剤開発へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン、富士フイルム

富士フイルムと協和発酵キリン両社の合弁会社、協和キリン富士フイルムバイオロジクス(本社:東京都千代田区、野村英昭社長)は24日、大腸がんや非小細胞肺がんなどに優れた治療効果を持つ 抗VEGFヒト化モノクローナル抗体製剤「ベバシズマブ」のバイオシミラー医薬品(後発品)の開発に取り組むと発表した。

協和キリン富士フイルムバイオロジクスは、今年3月、バイオシミラー医薬品事業に本格進出するため両社が折半出資(資本金1億円)して設立した。

現在、関節リウマチなどに高い治療効果を持つヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体製剤「アダリムマブ」の後発品開発を進めており、2013年前半には欧州で臨床試験を開始する。

今回の「ベバシズマブ」は、これに続く第2弾となる。協和発酵キリンが既に確立している生産細胞(遺伝子導入細胞)を使い、2014年に臨床試験をスタートさせる予定だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1351045318.pdf