2012年10月24日
三井化学、アセトンなどフェノール系3溶剤 11月から値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は24日、フェノール系溶剤のアセトン(AC)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、イソプロピルアルコール(IPA)について、11月1日出荷分から値上げすると発表した。

これは、原燃料価格が再び上昇に転じているため、10ー12月期の原料ナフサ価格1キロリットル当たり5万6000円、C重油同6万9000円見合いの水準に引き上げることにした。

具体的な値上げ幅は、ACが1キログラム当たり22円(ナフサ分8円、C重油分14円)、MIBKが同24円(ナフサ分10円、C重油分は14円)、IPAが同20円(それぞれ6円、14円)である。

同社は今年5月に、3溶剤をナフサ6万3000円、C重油5万2000円見合いの水準に値上げしたが、その後、原燃料価格が下落したのに伴い、8月から値上げ前のレベルまで製品値下げを実施していた。しかし原燃料価格が再び上昇に転じたため、今回価格改定を実施することにした。