2012年10月24日
帝人化成、高付加価値フィルム製膜設備が稼働開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人化成

帝人化成(本社・東京都千代田区、福田善夫社長)は24日、多様化・高度化する顧客ニーズに応えるため、優れた光学特性を持つフィルムの製膜設備を帝人・松山事業所で新設工事を進めてきたが、このほど完成し、稼働を開始したと発表した。同設備の製膜能力は、年産100万平方メートル。


稼働を開始した設備は、独自の設計により業界最高レベルの高い平滑性や表面外観特性を持つフィルム製膜が可能であるだけでなく、アクリル樹脂や環状ポリオレフィン系樹脂など、ポリカーボネート以外の様々なポリマーを用いた高付加価値フィルムの製膜が可能である。

現在、高度な生産技術のノウハウを有する製膜研究専門チームにより、塗装代替として使用される加飾フィルムの高表面外観性グレードや、ガラスと同等の透明度や表面平滑性を持つフィルム、バイオプラスチックをベースとした加飾フィルムなど、新規高付加価値素材の開発に取り組んでいる。