2012年11月01日
旭化成・第2四半期、ケミカル、エレクトロニクス不振で大幅減益
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:旭化成

旭化成が1日発表した今年度3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、住宅、医薬・医療、建材が好調だったものの、ケミカル、エレクトロニクスの不振が響き、大幅減益となった。とくにケミカル分野では、モノマー系が全体の足を引っ張ったかたちとなった。

小堀秀毅・取締役常務執行役員は「中期経営計画に比べても、住宅、医薬・医療分野は計画以上の出来上がりだったが、ケミカル、エレクトロニクスの低迷で苦戦を強いられた」と語った。医薬・医療分野では「骨粗鬆症治療剤、人工腎臓が好調だった」という。

通期見通しについて小堀取締役は「コストダウンに努めるが、減益は避けられず、なんとか1ケタの減益幅を目指したい。分野別では住宅が過去最高水準の営業利益を見込むほか、医薬・医療も大幅増益を見込んでいる」と強調した。

【旭化成・第2四半期(連結)決算】単位:百万円( )前年同期比増減率%
◇売上高      787,508(0・4)
◇営業利益      38,305(△39・9)
◇経常利益      35,866(△42・3)
◇当期純利益     20,613(△46・1)
◇1株当たり純利益  14・75円(27・33円)

<通期(連結)業績予想>百万円( )前期比増減率%
◇売上高       1,685,000(7・1)
◇営業利益        96,000(△7・9)
◇経常利益        93,000(△13・5)
◇当期純利益       50,500(△9・4)
◇1株当たり純利益   36・13円