2000年12月22日 |
アジアのスチレンモノマー定修、2001年も韓国中心に春に集中 |
韓国は春に5社7系列/夏~秋に3社3系列が実施 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:新日鐵化学、日本オキシラン、三菱化学 |
アジア地域における2001年のSM(スチレンモノマー)の定修は、日本で春に2社、秋に2社が予定しているのみだが、韓国では例年どおり4~5月にかけて定修が集中している。 大手SMメーカーおよび商社筋によると、日本では4月に新日鐵化学・大分が約2週間、三菱化学・鹿島が5~6月に30日間の定修を予定しているほか、9~10月に日本オキシランが35日間、10月に徳山が30日間を予定している。今年は9社が定修を実施しているのに比べると少ない。 しかし、韓国では、今年5社5系列が定修を実施したのに対し、2001年は東部韓農化学(2系列とも4~5月に2~3週間)、現代石油化学(No.1:5月に2~3週間、No.2:4月末~5月に4~5週間)、LG化学(No.2:4月末~5月に3~4週間、サムスンSM(4月中旬に3週間)、SKオキシケミカル(No.1:5月に4週間)と、春に5社7系列の定修が集中している。さらに7月には大林産業が4週間、10月にはLG化学のNo.1が3~4週間、サムスン綜合化学が3週間の定修を予定している。またSKオキシケミカルは、今月中旬から来年1月中旬までNo.2設備について、需給環境の悪化により約1ヶ月の設備休止を実施している。 このほか年央から秋口を中心に台湾、シンガポール、インドネシアなどでも定修があり、基本的には2001年も年初から春に向かって需給がタイト化していくことになりそうだ。 |