2012年11月01日
東ソー、南陽の第三塩ビモノマー設備を20万トン増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは1日、南陽事業所の第三塩化ビニルモノマー(VCM)製造設備を年産20万トン増強し、現有40万トンから60万トンに拡大すると発表した。投資額は約50億円。今年11月に着工し、2014年10月完工の予定。

これにより、昨年11月に発生した第二VCMプラント(55万トン)事故による供給力不足を補い「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業の収益力向上につなげる。

事故プラントの復旧よりも採算性や周南コンビナート全体の運営面から有利と判断した。

同社のVCM生産能力は、現在の南陽第一VCM 25万トン、同第三VCM 40万トン、四日市事業所の25万トン計90万トンから、南陽第三VCMが60万トンに増え、完成後は合計年産110万トンとなる。

<増設計画の概要>
(1)立地   南陽事業所(山口県周南市)
(2)対象設備  第三VCM製造設備
(3)増強能力  年間生産能力20万トン増(完工後、年間生産能力60万トン)
(4)投資額  約50億円
(5)着工   2012年11月
(6)完工予定 2014年10月

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1351744361.pdf