2012年11月05日
中外製薬とイーライリリー、骨粗鬆症治療薬 提携解消
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

日本イーライリリー(本社:兵庫県神戸市、アルフォンゾ G. ズルエッタ社長)と中外製薬の両社は5日、閉経後骨粗鬆症治療薬「エビスタ」(一般名:ラロキシフェン塩酸塩)に関する販売提携を、今年12月31日付で終了すると発表した。

契約期限内ではあるが、市場環境が大きく変化しているところから、独自方針で対応していくことにした。
中外製薬は2011年4月、大正製薬と共同開発した骨粗鬆症治療薬「エディロール・カプセル」を発売したほか、同分野を新たな事業領域と位置づけ、すでにいくつかの新薬開発に着手している。

日本イーライリリーは、中外製薬との販売提携解消により、2013年1月以降国内では同社単独で「エビスタ」の販売・流通を行う。

両社は1995年12月、「エビスタ」の共同開発・販売契約を締結し、2004年5月から、1ブランド2チャンネルによる並行販売を行なってきた。

海外では1998年1月に米国で閉経後骨粗鬆症予防薬として販売が開始され、現在、世界約100カ国で閉経後骨粗鬆症治療薬、予防薬として承認されている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1352082523.pdf