2012年11月05日 | |
日本ゼオン、敦賀市に「斜め延伸位相差フィルム」新工場 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
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日本ゼオンは5日、福井県敦賀市に「斜め延伸位相差フィルム」の新工場建設を決めたと発表した。 液晶3Dテレビや有機EL分野向けに需要が好調なため対応するもので、敦賀市莇生野(あぞの)地区に3万平方メートルの用地を取得。2014年3月の完成をめどに年産1000万平方メートル能力の工場を新設する。総投資額は約70億円。 現在、富山県の高岡市と氷見市の2工場に合わせて1,500万平方メートルの生産能力を持つが、完成後は2,500万平方メートルとなる。 「斜め延伸」とは、初めから斜め45度に延伸したフィルムのこと。従来のタテ・ヨコ延伸フィルムだと、ユーザー(偏光板メーカー)は使用するさいに45度に切る必要があるが、「斜め延伸フィルム」は最初から45度の角度で延伸してあるため、ロール to ロールで使用できる。世界で初めて同社が開発した。 新工場の建設によって、製品の生産・出荷体制の強化とリスク分散を図る。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1352099101.pdf |