2012年11月08日 |
電気化学、青海工場のアルミナ短繊維を増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:電気化学工業 |
電気化学工業は7日、青海工場(新潟県糸魚川市)で主に工業炉向け耐火断熱材用途として製造している「デンカアルセン」(アルミナ短繊維)の製造設備を1系列増設することを決定したと発表した。 増設設備能力は、年産約300トンで、投資額は約10億円、2013年12月に稼働開始の予定。 1系列の増設により、全体で3系列となる。 「デンカアルセン」は、アルミナ、シリカを主成分とする結晶アルミナ短繊維であり、鉄鋼、金属、セラミックスなど各種炉の断熱材、自動車の部材など幅広い分野で、とくに1500℃以上の高温に耐えうる耐火断熱材として使用されている。 同社はすでに2系列の製造設備を保有しているが、今後、中・長期的に自動車触媒マット(自動車に搭載されている排ガス浄化部材を固定化する役割を担うクッション材)向け需要が急増するものと見込まれ、既存設備だけでは供給量に制約が生じる可能性があることから、1系列の設備増強を行うことにした。 |