2012年11月08日
出光興産、インドネシア石炭会社の株式取得
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は8日、インドネシアの石炭生産会社バラムルチグループの1社、バラムルチ・サクセサラーナ(BSSR)の株式を3%取得したと発表した。

今後は、BSSRが南カリマンタン州に保有するAGM 鉱山(Antang Gunung Meratus Mine)から産出する石炭を日本およびアジアに向けて販売する。

AGM 鉱山は、バラムルチグループが保有する最大の鉱山で、南カリマンタン州バンジャルマシン市から北東約100キロに位置し鉱区面積は約22,433ヘクタール。低硫黄・低灰分の亜瀝青炭を生産。確定埋蔵量は1億トン。

同鉱山はBSSRが保有し、生産量は現在年産300万トンだが、2014年には同700万トン、15年以降はさらに増産する計画を進めている。

出光興産は現在、豪州で石炭鉱山事業を展開しているが、日本を含めてアジアでは石炭火力発電所の新設計画が相次ぎ、石炭需要の増大が見込まれているところから、同社では一層の安定供給と事業拡大に取り組むことにした。